アメリカ穀物協会(東京都港区 日本事務所代表 浜本哲郎)は、2019年8月24日土曜日、第6回日本スポーツ栄養学会・ランチョンセミナーにて、天然のグルテンフリー穀物米国産ソルガムきびをアスリート向けの食材として紹介、管理栄養士が考案したソルガムきび(ホワイトソルガム)粒・粉を使ったレシピで作られたランチボックスとスイーツを聴講者150名に提供しました。
セミナーは関西を中心に公認スポーツ栄養士として活動する吉谷佳代氏(パワーニュートリション)を座長に迎え、3部形式で行われました。
第1部はアメリカ穀物協会 プログラム/オフィス・マネージャーの星澤道代より、米国産ソルガムきびの特長や調理に関する情報、アメリカでのグルテンフリー食材としての利用方法などを伝えました。
第2部の管理栄養士 橋本玲子氏(株式会社フードコネクション 代表取締役)の講演「アスリートとグルテンフリー最新情報 ~ソルガムきび アスリート向け食材としての可能性」では、アスリート間でのグルテンフリー食の普及・選択傾向やパフォーマンスへの有効性の研究についての現状などが伝えられました。
また、全粒穀物としてソルガムきびは、食物繊維を含み、腸内環境を整えることが期待されている難消化性でんぷんの研究が進んでいて、アスリートに不足しがちな鉄やカルシウム、骨の形成に欠かせないマグネシウムもまんべんなく含んでいることからアスリート食への選択肢のひとつとして、ソルガムきびを上手に取り入れることが提案されました。
第3部では、元プロ野球選手(ヤクルトスワローズ、西武ライオンズ、日本ハムファイターズ)として活躍し引退後は自然食・グルテンフリーカフェ 「ナチュラル・キッチン イニングプラス」(東京都世田谷区)を経営する米野智人氏をゲストスピーカーに招き、吉谷氏、橋本氏とトーク形式のディスカッションを行われました。米野氏からテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ氏の著書に影響されて現役時代からグルテンフリー食事法を始めた経緯が語られました。また、座長・講師からのグルテンフリー食の影響などを質問された米野氏は、自身が感じた効果や現れた変化などについて、アスリート目線で聴講者に伝え、グルテンフリー食事法をもっと早くはじめていたら、より長く選手生活を続けられたかもしれないと語りました。そして現在オーナーを務めるカフェでは、1997年のオープンから米国産ソルガムきび全粒粉を米粉などにブレンドしたグルテンフリーマフィンやタルト、ケーキ、パンを提供していて、おいしいグルテンフリー焼き菓子作りには、米国産ソルガムきびは欠かせない食材であると語りました。
セミナー終了後、米野智人氏はアメリカ穀物協会のソルガムきび紹介ブースで、大勢の聴講者からの質問に答えたり、経営するカフェで使用している米国産ソルガムきび粉をアピールしました。
セミナー後に実施した聴講者へのアンケート調査では「ホワイトソルガム粉の吸油率が小麦粉の60%であること(東京家政大 長尾教授らの研究)がわかり、ぜひ使ってみたい」、「米粉でパンを作ると餅のようで困っていたが、ホワイトソルガム粉をブレンドするとより小麦粉に近いグルテンフリーのパンが作れるのが分かり、早速使ってみたい」、「グルテンフリーの新しい食材を知ることが出来て良かった」、「実際にグルテンフリーをやっているアスリートの生の話が聞けて参考になった」「グルテンフリー食事法をやりたい選手がいるので、ホワイトソルガムをすすめてみたい」などどいった回答が寄せられました。
ソルガムきびを使ったランチボックスもおおむね好評で、「美味しかった」、「クセがないので食べやすい」、「白米に混ざっていても違和感がなと」といった回答が大半を占めした。
アメリカ穀物協会は、今後もこのようなセミナーを通じて、天然のグルテンフリー穀物、米国産ソルガムきびの認知度向上と利用促進プロモーションに注力いたします。