今、注目されるスーパーグレイン「ソルガムきび」は世界5大穀物の1つでもあり、米国ではとうもろこし、大豆、小麦に続く重要な農作物として注目されています。
「ソルガムきび」はイネ科の穀物で、日本では“たかきび”とも呼ばれています。その栄養素は、食物繊維、ミネラルを豊富に含み、最近では有色ソルガムきびの抗酸化作用を持つタンニンの存在についても研究されています。さらに「ソルガムきび」は、すべての品種においてグルテンを含まず、小麦粉アレルギー患者にとって魅力的な代替品となります。また、少ない水で育ち、害虫や病気にも強いため、農薬の使用を減らせる環境に優しい作物でもあります。
現在「ソルガムきび」は、健康志向の食生活において、ヘルシー雑穀として期待されている食材です。
南アフリカ原産の「ソルガムきび」は、世界で数万もの品種があるといわれ、高温や乾燥に強く、紀元前3000年ぐらい前から栽培化され始めました。
インド、中国を経てアジア各地、米国中南部など広範囲に広がり、日本へは“たかきび”として室町時代に伝播した「古来穀物」です。高温や乾燥に強いことから、雨量が少なく、作物を育てるには過酷な土地でも栽培できる貴重な穀物として重宝されてきました。
ソルガムきびには「ホワイトソルガムきび」と「有色ソルガムきび」があり、現在日本で食品用として商品化されているのは「ホワイトソルガムきび」です。また、ホワイトソルガムきび製品には粉と粒があり、それぞれに特長があります。メインディッシュからデザートまで、汎用性のある食品展開が期待されています。
米国では、ソルガムきびを粉原料に使ったグルテンフリーや健康志向のパン、クッキー、ピザ生地をはじめとする様々な商品が販売されています。また、古来穀物(Ancient Grain)としても注目を集め、ソルガムきびは人々の健康志向のニーズにマッチし、全粒は噛みごたえもあり美味しく、どんな食材ともよく合う古くて新しい雑穀なのです。
「ソルガムきび」については、リーフレットや情報サイトにて詳しくご紹介しております。ぜひご覧ください。