ハロウィーンスイーツの決定版！色も甘さも安心の、栄養たっぷりグルテンフリー・モンブラン。

意外と知らないハロウィーンの起源

ハロウィーンと言えば、世界の英語圏で広く行われているイメージがあるかもしれません。しかし、私の母国オーストラリアでは、ハロウィーンが浸透してきたのはぜいぜいここ10〜20年くらいのこと。私が子どもの頃は「ハロウィーンはアメリカの文化」という認識だったので、仮装やデコレーションをした記憶はありません。もともとの起源は、ヨーロッパのケルト人が行っていた祭礼だと言われています。その後、移民と共にその文化がアメリカにも伝わり、子ども達が仮装をして“Trick or Treat!” (お菓子をくれないといたずらするぞ！)と言いながら家々を回るイベントも広がっていったそうです。

実は私が初めてハロウィーンイベントに参加したのは、東京なんです。日本のハロウィーンは、子どものイベントにとどまらず、大人も大勢参加して仮装が本格的ですよね！かぼちゃやモンスターなど、カラフルで手の込んだ繊細なスイーツも、このイベントの楽しみのひとつ。でも、できれば大人も子どもも安心して食べられる、ヘルシーなスイーツを選びたいですよね。

ハロウィーンの時期はかぼちゃの栄養を摂る絶好のチャンス！

ハロウィーンと言えば、かぼちゃ。日本でもお馴染みの食材ですが、日本のかぼちゃには旬が２回あることをご存じですか？収穫時期は夏なので、まずはそれが1度目の旬。採れたてのかぼちゃは水分量が多く、あっさりした味わいが楽しめます。その後、数ヶ月保管してじっくり熟成させると、水分が抜けて、秋から冬頃にはさらに甘みが増してきます。それが2度目の旬です。ハロウィーンの時期は、ちょうど日本のかぼちゃが食べ頃になる季節。甘みも栄養価も増したかぼちゃを味わう絶好のタイミングです！

かぼちゃの鮮やかな黄色は、βカロテンの色。カロテンはカロテノイドと言われる色素成分のひとつで、美と健康を意識する女性のみなさんにはぜひ知っておいていただきたい栄養素です。なぜなら、βカロテンは体の中に入ると、お肌のターンオーバーを促すビタミンAに変化し、シミやくすみの改善を促してくれるからです。また、βカロテンは抗酸化作用が強く、皮膚や粘膜を保護して潤いやハリを保つ作用もあります。その他にも、コラーゲンの生成に欠かせないビタミンCや、血行をよくして新陳代謝を促すビタミンEも豊富なので、ぜひ意識的に摂取していただきたいPlus Beautyな食材です。

糖分が気になる甘いスイーツに難消化性でんぷんの力

今回、パンプキンモンブランに使用するソルガムきび粉は、食物繊維と同様の働きをする難消化性でんぷん（レジスタントスターチ）を豊富に含んでいます。ですから、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きがあります。お砂糖たっぷりのハロウィーンスイーツは、その糖分が気になるという方も多いと思いますので、小麦粉の代わりに難消化性でんぷんが豊富なソルガムきび粉を使ってみてはいかがでしょう？スイーツをいただく時の罪悪感も、少し抑えられるのではないでしょうか。
さらに、難消化性でんぷんは小腸内で消化されずに大腸の奥まで届き、善玉腸内細菌のエサになるので、腸内環境を整える栄養素としても注目されています。ソルガムきび粉は味や匂いにクセがないので、お菓子作りでも小麦粉と同じ感覚で使えます。小麦粉とは違い、グルテンを含んでいないので、海外ではグルテンフリーのデザートやパンを作る時に小麦粉の代替品として使われるメジャーな食材なんですよ。
このパンプキンモンブランのクリームの黄色は、かぼちゃそのもの自然な色。人工的な着色料を使用しなくても、ハロウィーンらしい鮮やかなスイーツに仕上がります。お子様にも安心して食べさせられる、美味しくて体にも優しいスイーツで、今年のハロウィーンを楽しみましょう！