グルテンフリー・スペシャルディナー

2017年2月18日(土)、東大駒場キャンパス内にあるオーガニックレストラン・アーペ(ape cucina naturale)に併設するビオカフェにて、ニューヨークの「Natural Gourmet Institute」の大人気講師であるHideyo Yamadaシェフと、同校の卒業生・関由佳シェフ&星川聖子シェフの3名による完全グルテンフリー・スペシャルディナーのイベントが開催されました。コースには、米国産ソルガムきびを使った料理が2皿提供されました。

完全グルテンフリーのpop-upディナー

Hideyo Yamadaシェフ今回開催されたイベントは、ニューヨークのナチュラル料理専門学校「Natural Gourmet Institute」でグルテンフリー料理を専門に教えるHideyo Yamadaシェフ来日記念のグルテンフリー・スペシャルpop-upディナー。前菜、スープ、ニョッキ、メイン料理、デザートのフルコースが提供されました。

ビーツのニョッキ、アマランサスのグリーンソース

ビーツのニョッキ、アマランサスのグリーンソース宝石のように美しいビーツのニョッキには、ポテトと一緒に米国産ソルガムきびが使われています。ニョッキは、もっちもちの食感で、ソルガムきびの特性が存分に生かされています。

ソルガムきびは味にクセがないので小麦粉の代わりとして非常に使いやすい食材です。

メイン料理

米国産ソルガムきび粉を使用したテンペ(蒸した大豆をテンペ菌で発酵させたもの)のガレット米国産ソルガムきび粉を使用したテンペ(蒸した大豆をテンペ菌で発酵させたもの)のガレットは、サクサクっとした食感と濃厚なチーズが絶妙なハーモニーを奏でています。ソルガムきび粉がテンペの余分な水分を吸収しているので、冷めてもべたつかずにサクっとしています。

今回のpop-upディナーでは、可能な限りオーガニック食材を使用しており、つけ合わせの野菜も素材の持つ美味しさが詰まっています。

  • チーズとろけるテンペのガレット
  • ナッツと赤ワインのソース
  • 舞茸のグリル、芽キャベツ、蓮根、プチトマト、エルサレムアーティチョークのロースト、小松菜ソテー

その他のメニュー

前菜の盛り合わせ

前菜の盛り合わせ

スープ(ミネステトローネ、サフラン仕立て)

スープ (ミネステトローネ、サフラン仕立て)

デザートと、手作りのローズティー

デザートと、手作りのローズティー

取材を終えて

今回のスペシャルディナーは、Hideyo シェフの「美味しさの水準を普通の料理と同じレベルまで持っていきたい」という強い信念の下で、デザートに使うチョコレートまで、3名のシェフたちの手作りという贅沢なものでした。Hideyo シェフによると、ソルガムきび粉はアメリカのグルテンフリー・クッキングには欠かせない食材とのこと。「作れないものは、作らない」という妥協を許さない細部へのこだわりと、一皿一皿に工夫を凝らす職人技の裏側で、ソルガムきびが役立っているようです。盛り付けの美しさや、お料理の美味しさに参加者全員が感動し、心も身体も満たされた素晴らしいディナーとなりました。
なお、オーガニックレストラン・アーペ(ape cucina naturale)では、グルテンフリー対応のパンに、ソルガムきび粉が使用されているそうです。ご興味のある方は、ぜひお試しください。

(取材:アメリカ穀物協会 星澤)

Hideyo Yamada(山田英代)氏 プロフィール

日本で寿司職人の修行後、和食職人、ペイストリーシェフとしてニューヨークのレストラン等で働く。自分自身のヘルスカウンセリングを行う為にInstitute Integrative Nutritionに入学。自分の体質がグルテンフリーに適していることを発見し、カウンセラーの免許を取得後、専門料理のインストラクターとしてクラスを始める。基礎から健康料理を学び直す為、ヘルシー料理の専門学校Natural Gourmet Instituteに入学、卒業後に同校にてシェフ養成クラスの講師として働き始め、現在に至る。

公式サイト http://hideyocooking.com/

オーガニックレストラン・アーペ(ape cuccina naturale)

ランチ、ディナーともに3つのコースと各種食事制限のあるコース(低糖、減塩、グルテンフリー、その他アレルギーに対応可能)を提供。グルテンフリー対応のパンに、ソルガムきび粉が使用されています。

東京都目黒区駒場4-6-1東大駒場リサーチキャンパス内 生研AN棟1F
電話:03-5452-6092
店舗ウェブサイト http://www.ciaobella.jp/ape/